パタンナー&デザイナー 坂内鏡子さんインタビュー
こんにちは、『手づくりの秘密』のてづ子です!今回は、『定番ソーイング これならできる!きほんの子ども服 パンツとワンピース』の著者、パタンナー&デザイナーの坂内鏡子さんに
いろいろお話を伺ってきました。
てづこ:
坂内先生こんにちは、おじゃましまーす!
こちらのアトリエで、洋服を作ってらっしゃるんですね。緑が多くて、風が気持いいですね~。
坂内さん:
今日はお天気がいいから。
てづこ:
ステキな子ども服の本ができあがりましたね。(「これならできる!きほんの子ども服 パンツとワンピース」)
坂内さん:
とてもうれしいです。



お嬢様のために作られたお洋服。

子どもの魅力が一番に

てづこ:
先生はお子さんが生まれる前から、仕事で子ども服を作っていたのですか?
坂内さん:
生まれる前から作っていましたよ。
でも、生まれてからは、どういった服が脱ぎ着しやすいのか、
子どもにとっての快適とは、着せたい服はどんなものか、
など
段々わかってきました。
あと、保育園によっては子どもに着せる服に、ルールがあったりするんです。
それも踏まえて、子どもの安全ということも、しっかり考えるようになりました。
てづこ:
ルールがあるとは、知りませんでした!
坂内さん:
子どもたちが通った保育園では、フード付きの上着やトップスは禁止だったんで す。ドアノブや、遊具に引っかかったり、鬼ごっこで引っ張られたり、
事故になりやすいからだそうです。
てづこ:
先生はお子さんに、どのようなデザインの物を着せていらっしゃるんですか?
坂内さん:
私は、スタンダードなもの、TPO に合ったきちんとしたものが好きです。
それは、子ども自身の魅力が一番に出てほしいからです。
服は、子どもも大人も、その人を引き立てる脇役。
肩が大きくあくなど露出の多い服は、学校には向かないことなども教えたいし、
大きいロゴや派手なものは、服が目立ってしまうでしょ。
てづこ:
新刊「これならできる!きほんの子ども服 パンツとワンピース」にも、しっかり反映されていますね。子どもたちがみな、品よく、かわいく見えます。
坂内さん
この本を作るときに考えていたのが、10 年経っても使える本にしたいと。
子どもの成長って早いでしょ。10 年経っても古さを感じさせないデザイン、
一時の流行を追うのではなく、長く愛されるデザインが、スタンダードかなと 思っています。

母は、いろいろ作ってくれました

てづこ:
お子さんに作ってあげた服で、思い出深いものはありますか?
坂内さん:
このPジャケット(ピーコート風ジャケット)です。
娘の入学式のために、同素材のスカートも一緒に作りました。
娘もとても喜んでくれて「ママが作った!」て、みんなに言って回ってました。
てづこ:
先生は、作ってもらった思い出はあるんですか?
坂内さん:
母はいろいろ作ってくれましたね。
これは、私の大切な本なんですが、母はこの本を見て自分の服も作っていたし、
私の専門学校の入学式の時の服も作ってくれました。
文化式(文化服装学院式)の洋服の作り方の本なんですが、
昔の本だから、本格的な仕立てなんですよ。
てづこ:
私には判断がつかないのですが、そんなに本格的なんですか?
坂内さん:
この本通りに何でも作れたら、仕立て屋さんになれるくらい。
てづこ:
お母様は、これを見ながら作っていらしたんですよね、
どこかに習いに行くこともせずに。
坂内さん:
ガッツがあったんですね、こんなに難しい本を読み解きながら、
作ってくれていたなんて、すごいですね
てづこ:
服を作りたい!という気持ちは、今の時代よりずっと強かったかもしれませんね。
当時、カンタンとかシンプルな作り方の本は、無かったんですものね。
坂内さん:
それは、邪道とされていたかもしれませんね。(笑)
坂内さん:
この本、時々、見ているんです。
今見ると、逆に新鮮でいろいろヒントをもらえるんですよ。
ホラッ、下着まで作り方が載っているの。
てづこ:
ほんとだ! 昔の方は偉いですね、頭が下がります。
坂内さん:
この本のように、何十年経っても見てもらえる本を目指して作っていきたいです。

入学式のために作ったジャケットとスカート。

入学式のために作ったジャケットとスカート。
(上の写真、ランドセル姿のお嬢様が
着ていらっしゃいます!)




先生が大切にされているお母様の本。

先生が大切にされているお母様の本。


下着まで作り方が載っています!

下着まで作り方が載っています!

 



洋服に触れる手、洋服を見つめる目が、
限りなく優しい・・・。


どうしてこの道に?

てづこ:
先生はどうしてソーイングの世界に入られたのですか?
坂内さん:
服がすごく好きでしたね。
中学生の時、家庭科の課題でパジャマを作ったら、
先生にとても褒められて、ちょっと調子にのっちゃいました。(笑)
向いているのかもと思いました。
高校生になると、ファッション雑誌をみてスカートを作ったりしていました。
でも、なかなかイメージ通りにいかなくて。
生地が思ってたよりもかたくて、ギャザーを寄せたら膨らんじゃったり、
もうちょっと、スッキリ見えるシルエットのはずだったのに、とかね。
それから、服装の専門学校に行き、アパレルメーカーに就職して、
型紙を作るパタンナーという仕事に就きました。
てづこ:
フリーになられて、今まで続けていらっしゃるということは、
天職だったんですね。
坂内さん:
でも私、手は不器用な方だと思います。
私は、器用というより好きのほうが、勝っていたんだと思います。
結婚しても子どもを産んでも、服作りを辞めようとは思わなくて、
ずっとやってきました。洋服が好きなんでしょうね、作ることも。
 

うれしそうな顔

てづこ:
先生は、直接生徒さんに教えるワークショップもされていますよね。
坂内さん:
皆さん「できた!」って、うれしそうなイイ顔をされるんですよ。
その顔を見るのが、たまらないんです。(笑)
人が好きなので、ワークショップは、黙々と一人で作る作業とは
違う楽しさを感じます。
「先生このパターン、すごく良かった」なんて言われると、
「そうでしょ!もっと言って~」とか言っています。(笑)
これからも、ワークショップはどんどんやっていきたいですね。
てづこ:
先生にお聞きしたいことがあるんです。
家のミシンが壊れてしまって、今、新しいミシンがほしいんです。
何を買ったらいいかわからなくて。
ちょっと縫いたいなって、思った時にないと困るんですよね~。
坂内さん:
私は、用途に合わせて使い分けています。
たくさん縫う時は、職業用のミシン。
細かいジグザグをしたい時には、間隔がダイヤルで調整できる、
昔、小学生のときに母が買ってくれたミシンを使っています、まだ現役なんです。
ミシンに慣れない方も多いワークショップや書籍のための試作には、
山崎ミシン(通販生活)を主に使っています。
てづこ:
最後に、はじめて子ども服を作る方へ、伝えたいことはありますか?
坂内さん:
はじめての方でも、作れるような工夫をたくさん載せています。
ぜひ、「作る喜び」を味わいながら、楽しんでください。



先生、お忙しい中、
ありがとうございました。



 
 
私が大切にしている 私の逸品「イギリスのウェールズのブランド、『MERCHANT & MILLS(マーチャン&ミルズ)』のハサミです。
はさみは他にも、鋼のものを使っています。」

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ご参加いただきました皆様、ありがとうございました!

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たくさんのご応募、ありがとうございました。


『定番ソーイング
これならできる!きほんの子ども服 パンツとワンピース』

坂内鏡子(著者)
定価:本体1,400円(税別)
判型:AB判  ページ数:80ページ  ISBN:978-4-471-40092-7

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